早稲田中学 算数 2022年度第1回入学試験問題 問5 立体の切断

2023-04-26

印刷ID指定による印刷

ページ印刷(本文のみ)

早稲田中学の2022年度過去問一覧 問題・解説印刷

問題を解いた方は、「過去問に対するアンケート・要望」の回答送信をしていただけますと助かります。

ページの目次

早稲田中学 算数 2022年度第1回入学試験問題 問5 立体の切断の過去問解答・解説です。

問題

図の直方体の体積は108cm3です。図の●は、各辺の長さを3等分しています。次の問いに答えなさい。

(1)この直方体を3つの点D、P、Qを通る平面で2つの立体に切り分けるとき、小さい方の立体の体積は何cm3ですか。

(2)この直方体を3つの点D、P、Qを通る平面と、3つの点A、D、Gを通る平面で4つの立体に切り分けました。この4つの立体のうち、点Eを含む立体について、

①立体の見取図を完成させなさい。ただし、解答らんの図には、その立体の見えている辺の一部は太線で、見えていない辺はすべて点線でかいてあります。

②立体の体積は何cm3ですか。

引用元:早稲田中学校 2022年度第1回入学試験問題 算数 問5

解答・解説

点D、P、Qを通る平面できると下記図示できる(点Cも通る)。

この時切り分けられた立体のうち小さい方は三角柱ADP-BCPである.

また、△BCQの面積は四角形BCGFの2/3の1/2であるので、三角柱ADP-BCPの体積は下記求められる。

三角柱ADP-BCP = 108 × 2/3 × 1/2 = 36(cm3)

更に3つの点A、D、Gを通る平面で切り、4つの立体に切り分けるので下記図示できる。

ここで点Eを含む立体を考える。点D、P、Qを通る平面と点A、D、Gを通る平面がぶつかった点をRとすると、台形PEFRの形に切れる。また、PD、DG、FGも切り口になる。

ここで、点D、P、Qを通る平面と点A、D、Gを通る平面がRでぶつかるので、DRを結ぶ切り口になる。

点Eを含む立体は全体から三角すいR-ADP三角柱ABF-DCGを引いたものである。

直方体を1とし、下記三角すいR-ADP三角柱ABF-DCGを求める式が成り立つ。

三角すいR-ADP = ADP-BCP × 2/3 × 1/3 = 36 × 2/3 × 1/3 = 8(cm3)

三角柱ABF-DCG = 108 × 1/2 = 54(cm3)

よって下記点Eを含む立体の体積を求められる。

点Eを含む立体 = 108 - 8 - 54 = 46(cm3)

答え:(1)36cm3 (2)① ②46cm3

ポイント

  • 切り口が交差する場合、外側の切り口がどうなるかを考え順番に切り口を明らかにする。

「早稲田中学」に関連する過去問書籍

早稲田中学校 2024年度用 6年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ 17 )

2024年度受験用 中学入学試験問題集 算数編 (中学入学試験問題集シリーズ)

解説は無いけど解答はあり!数をこなしたい人におすすめ

関連サービス

「早稲田中学」の過去問記事

早稲田中学の過去問の解答・解説のデータベースです。中学受験における各年度の算数過去問・解答・解説を無料で印刷・ダウンロードすることができます。(解説は未掲載のも…
metablo-g.com

前の問題記事

早稲田中学 算数 2022年度第1回入学試験問題 問3 ニュートン算
早稲田中学 算数 2022年度第1回入学試験問題 問3 ニュートン算の過去問解答・解説です。
metablo-g.com