中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問2 損益算の問題の過去問解答・解説です。
問題
中附物産は1220個の同じ商品を仕入れ、仕入れ値の3割の利益を見込んで定価をつけて販売しましたが、何個か売れ残りました。そこで、定価の20%引きにして残りの商品をすべて販売したところ、利益は予定の74%にあたる81252円でした。
(1)この商品の仕入れ値は1個何円ですか。
(2)値引きして販売した商品は1個何円ですか。
(3)値引きして販売した商品は何個ですか。
引用元:中央大学附属中学校 2022年度第1回入試 算数 問2
解答・解説
「仕入れ値」を1とし、下記各値を求める。
定価 = 仕入れ値 × 1.3 = 1 × 1.3 = 1.3・・・(1)
利益 = 仕入れ値 × 0.3 = 1 × 0.3 = 0.3・・・(2)
利益は予定の74%にあたる81252円だったので下記表せる。
予定の利益 × 74/100 = 81252
予定の利益 × 74/100 × 100/74 = 81252 × 100/74
予定の利益 × 74/100 × 100/74 = 109800・・・(3)
ここで「予定の1個当たりの利益」を下記求める。
109800 ÷ 1220 = 90・・・(4)
(2)と(4)より、「仕入れ値1」を下記求める。
0.3 = 90
3/10 = 90
3/10 × 10/3 = 90 × 10/3
1 = 300(円)・・・(5)
また、定価の20%引きして販売したので、「値引き後の価格」は下記表せる。
1.3 × ( 1 - 0.2 ) = 1.3 × 0.8 = 1.04・・・(6)
(5)と(6)より、「値引き後の価格」を下記求める。
1.04 = 300 × 1.04 = 312(円)・・・(7)
また、(1)と(5)より、「定価」は下記求められる。
300 × 1.3 = 390・・・(8)
ここで値引きして販売した個数をつるかめ算で求める。
(3)より、「予定の利益と実際の利益の差」は下記表せる。
109800 - 81252 = 28548・・・(9)
(7)と(8)より、「定価と値引き後の価格の差」は下記表せる。
390 - 312 = 78・・・(10)
(9)と(10)より、「値引きして販売した商品の個数」を下記求める。
28548 ÷ 78 = 366(個)
答え:(1)300円 (2)312円 (3)366個
ポイント
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