中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(4) 濃度算

2023-04-02

印刷ID指定による印刷

ページ印刷(本文のみ)

中央大学附属中学の2022年度過去問一覧 問題・解説印刷

問題を解いた方は、「過去問に対するアンケート・要望」の回答送信をしていただけますと助かります。

ページの目次

中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(4) 濃度算の問題の過去問解答・解説です。

問題

太郎君は10%の食塩水Aと3%の食塩水Bをあわせて500gの食塩水を作る予定でしたが、AとBの食塩水の量を逆にしてしまったため、予定より4.2%うすい食塩水ができてしまいました。もともとAを何g混ぜる予定でしたか。

引用元:中央大学附属中学校 2022年度第1回入試 算数 問1-(4)

解答・解説

混ぜた食塩水A」をA'、「混ぜた食塩水B」をB'、「間違えて作った食塩水」をC、「作る予定だった食塩水」をD、「混ぜる予定だったAの重さ」をxとし、問題文の内容を下記表にまとめる。

食塩水溶液(g)溶質(g)濃度(%)
A'500 - x10
B'x3
C500
D500

下記、求められる値を求め表に記載する。

A'の溶質 = ( 500 - x ) × 0.1 = 50 - x × 0.1

B'の溶質 = x × 0.03

Cの溶質 = 50 - x × 0.1 + x × 0.03 = 50 - x × 0.07

Dの溶質 = x × 0.1 + ( 500 - x ) × 0.03 = x × 0.07 + 15

Cの濃度 = ( 50 - x × 0.07 ) × 100 ÷ 500 = ( 50 - x × 0.07 ) ÷ 5

Dの濃度 = ( x × 0.07 + 15 ) × 100 ÷ 500 = ( x × 0.07 + 15 ) ÷ 5

食塩水溶液(g)溶質(g)濃度(%)
A'500 - x50 - x × 0.110
B'xx × 0.033
C50050 - x × 0.07( 50 - x × 0.07 ) ÷ 5
D500x × 0.07 + 15( x × 0.07 + 15 ) ÷ 5

ここでDの濃度とCの濃度の差が4.2%なので下記の式が成り立つ。

( x × 0.07 + 15 ) ÷ 5 = ( 50 - x × 0.07 ) ÷ 5 + 4.2

両辺の分母を払うために「5」をかけ、整理してxを求める。

( x × 0.07 + 15 ) × 5 ÷ 5 = ( 50 - x × 0.07 ) × 5 ÷ 5 + 4.2 × 5

x × 0.07 + 15 = 50 - x × 0.07 + 21

x × 0.07 + x × 0.07 = 50 + 21 - 15

x × 0.14 = 56

x × 14/100 = 56

x × 14/100 × 100/14 = 56 × 100/14 = 400(g)

答え:400g

ポイント

  • 食塩水を混ぜる問題の場合、「食塩水名、溶液、溶質、濃度」の表に落とし込んで整理する。
  • Dの濃度とCの濃度の差が4.2%という情報を式に落とし込む。

「中央大学附属中学」に関連する過去問書籍

中央大学附属中学校 2024年度用 4年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ 120 )

2024年度受験用 中学入学試験問題集 算数編 (中学入学試験問題集シリーズ)

解説は無いけど解答はあり!数をこなしたい人におすすめ

関連サービス

「中央大学附属中学」の過去問記事

中央大学附属中学の過去問の解答・解説のデータベースです。中学受験における各年度の算数過去問・解答・解説を無料で印刷・ダウンロードすることができます。(解説は未掲…
metablo-g.com

前の問題記事

中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(2) 基本計算
中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(2) 基本計算の過去問解答・解説です。
metablo-g.com

次の問題記事

中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(6) 円の面積
中央大学附属中学 算数 2022年度第1回入試 問1-(6) 円の面積の過去問解答・解説です。
metablo-g.com