神奈川大学附属中学 算数 2022年度入試問題 問2-(2) 濃度算

2023-03-23

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神奈川大学附属中学 算数 2022年度入試問題 問2-(2) 濃度算の問題の過去問解答・解説です。

問題

10%の食塩水Aが300gあります。 食塩水Aから何gかを捨てた後に、 同じ量の水を入れ、よくかき混ぜて 6%の食塩水Bを作りました。さらに、食塩水Bに食塩水100gを加えると、9%の食塩水ができました。


①食塩水Aから捨てた食塩水は何gですか。

②食塩水Bに加えた食塩水の濃度は何%ですか。

引用元:神奈川大学附属中学校 2022年度入試問題 算数 問2-(2)

解答・解説

Aから捨てて加える水の量」をx、「Bに加えた食塩水」をC、「Bの濃度」をy、「Bに食塩水100gを加えた9%の食塩水」をDとし、問題文の内容を下記表にまとめる。

食塩水溶液(g)溶質(g)濃度(%)
A30010
B3006
C100y
D9

下記、求められる値を求め表に記載する。

Dの溶液 = 300 + 100 = 400

Aの溶質 = 300 × 0.1 = 30

Bの溶質 = Aの溶質 - 捨てた食塩水の溶質 = 30 - x × 0.1

Cの溶質 = 100 × y / 100 = y

Dの溶質 = Bの溶質 + Cの溶質 = 30 - x × 0.1 + y

食塩水溶液(g)溶質(g)濃度(%)
A300300 × 0.1 = 3010
B30030 - x × 0.16
C100yy
D40030 - x × 0.1 + y9

Bの行に注目し、下記式に表せる。

( 30 - x × 0.1 ) ÷ 300 = 6 / 100

両辺の分母を払うために「300」と「100」の最小公倍数である「300」をかける。

( 30 - x × 0.1 ) × 300 / 300 = 6 × 300 / 100

30 - x × 0.1 = 6 × 3

30 - x × 0.1 = 18

0.1 × x = 30 - 18

0.1 × x = 12

x = 120(g)

xが求められたので、下記、求められる値を求め表に記載する。

Bの溶質 = 30 - x × 0.1 = 30 - 120 × 0.1 = 30 - 12 = 18

Dの溶質 = Bの溶質 + Cの溶質 = 18 + y

食塩水溶液(g)溶質(g)濃度(%)
A3003010
B300186
C100yy
D40018 + y9

Dの行に注目し、下記式に表せる。

( 18 + y ) ÷ 400 = 9 / 100

両辺の分母を払うために「400」と「100」の最小公倍数である「400」をかける。

( 18 + y ) × 400 / 400 = 9 × 400 / 100

18 + y = 9 × 4

18 + y = 36

y = 36 - 18

y = 18(%)

答え:①120g ②18%

ポイント

  • 食塩水を混ぜる問題の場合、「食塩水名、溶液、溶質、濃度」の表に落とし込んで整理する。
  • わからない数字を文字において式を立てる。

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