聖光学院中学 算数 2021年度入学試験問題(第1回) 問4 の過去問解答・解説です。
問題
ある平面上を点Pが次の[規則1]にしたがって移動することを考えます。
[規則1]
①点Pはまっすぐ3cm移動します。
②点Pは、それまで進んでいた方向から反時計回りに90度回転した方向に4cm移動します。
③点Pは、それまで進んでいた方向から反時計回りにア度回転した方向に5cm移動します。
④点Pは、それまで進んでいた方向から反時計回りにイ度回転した方向に3cm移動します。
⑤以降、点Pは②~④の移動を繰り返します。
すると、点Pは図1のような直角三角形ABCを描きます。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)ア + イの値を答えなさい。
次に、同じ平面上を点Qが次の[規則2]にしたがって移動することを考えます。ただし、[規則2]のア、イと、[規則1]のア、イには、それぞれ同じ値が入るものとします。
[規則2]
①点Qはまっすぐ4cm移動します。
②点Qは、それまで進んでいた方向から反時計回りに90度回転した方向に3cm移動します。
③点Qは、それまで進んでいた方向から反時計回りにア度回転した方向に5cm移動します。
④点Qは、それまで進んでいた方向から反時計回りにイ度回転した方向に4cm移動します。
⑤以降、点Qは②~④の移動を繰り返します。
ここで、点Qが①の移動をする前にいた点をA、移動した後に着く点をB、②の移動を1回した後に着く点をC1、2回した後に着く点をC2、...、③の移動を1回した後に着く点をA1、2回した後に着く点をA2、...、④の移動を1回した後に着く点をB1、2回した後に着く点をB2、...、とすると、点Qは図2のような図形を描くことが分かります。
(2)直線BC1と直線C2A2は点Dで交わります。BDの長さは何cmですか。
(3)点C1と点A1を結ぶ直線上の点Eと、点C2と点A2を結ぶ直線上の点Fについて。EFの長さとして考えられる値のうち、最も小さいものは何cmですか。
(4)点Qが点Aを出発してから合計2021cm移動すると、点Qが描く図形によって平面は何個の部分に分かれますか。
たとえば、点Qが点Aを出発してから点B1まで移動すると、平面は三角形の内側と外側の2個の部分に分かれます。また、点Qが点Aを出発してから点A2まで移動すると、平面は5個の部分に分かれます。
引用元:聖光学院中学校 2021年度入学試験問題(第1回) 算数 問4
解答・解説
「0時間目のジーニアス」様解説動画
答え:(1)270 (2)\(\displaystyle \frac{2}{3}\)cm (3)\(\displaystyle 1\frac{2}{5}\)cm (4)503個
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